伝説の名作がついにDVD化!
タレンタイム 優しい歌
好評発売中!
●定価……3,800円(税別) 消費税の総額表示に反対します。
小社サイトでは下記のように、特典解説冊子および書籍『マレーシア映画の母 ヤスミン・アフマドの世界──人とその作品、継承者たち』とのお得なセットで販売いたします。詳細はご予約ページをご覧ください。
①DVD+解説冊子(B6判32ページ)
②DVD+『マレーシア映画の母 ヤスミン・アフマドの世界』のセット
③DVD+解説冊子(B6判32頁)+『マレーシア映画の母 ヤスミン・アフマドの世界』のセット
●『タレンタイム』あらすじ……中等学校*を舞台に、生徒たちが歌や踊りのパフォーマンスを競うタレンタイム。オーディションで7名の生徒が決勝進出者として選ばれ、そのなかにはピアノ弾き語りで挑むメルー(マレー系ムスリム)、ギター弾き語りを披露するハフィズ(マレー系ムスリム)、二胡の演奏で参加するカーホウ(華人)がいた。決勝に向けた練習のため送迎役が選ばれ、メルーの送迎をマヘシュ(インド系ヒンドゥ教徒)が担当することになった。
マヘシュのおじガネーシュの死という不幸や、メルーのマヘシュに対する誤解を乗り越えて、メルーとマヘシュは強く惹かれあい、想いを通わせていく。しかし、マヘシュの母親は過去の経験から家族のイスラム教徒との結婚を認めておらず、マヘシュはメルーとの交際について母から猛烈な反対にあう。
ハフィズは成績優秀で、試験ではクラスでもトップの成績を収めている。誰にでも思いやりをもって接し、放課後は脳腫瘍を患う母を温かく看病する。カーホウは、厳格な父に常に優秀であることを求められ、そのプレッシャーもあってハフィズに冷たい態度をとってしまう。
メルー、カーホウ、ハフィズの3人は、それぞれ恋人や家族との関係で一人では抱えきれないほどの大きな困難を抱えながら、タレンタイム決勝を迎える……。
*マレーシアの中等教育は5年制で、中学4・5年生は日本の高校生に相当する。
●スタッフ……監督・脚本:ヤスミン・アフマド/撮影:キオン・ロウ/音楽:ピート・テオ
●出演……パメラ・チョン/マヘシュ・ジュガル・キショール/シャフィー・ナスウィップ/ホン・カーホウ/アゼアン・イルダワティ/アイダ・ネリナ/ジット・ムラド/タン・メイリン/ハリス・イスカンダル/ミスリナ・ムスタファ ほか
●品番……OED-10736
●POS……4571431217368
●原題……Talentime
●発売元……ムヴィオラ
●販売元……オデッサ・エンタテインメント
●コピーライト……© Primeworks Studios Sdn Bhd
●製作年度・製作国……2009年・マレーシア
●DVD仕様……カラー/本編115分/ビスタ/音声:マレー語、タミル語、英語、広東語/日本語字幕/ドルビーデジタルステレオ/片面1層
●特典映像(予定)……劇場予告編
ヤスミン・アフマド
(1958年1月7日~2009年7月25日)
マレーシアのジョホール州ムアール生まれ。多民族・多言語・多宗教の混成社会マレーシアにおける多文化共生の理想と現実とのギャップを、どこまでも優しく、ときに冷徹に、かつウィットとユーモアを込めて描き出した映画監督。『細い目』『グブラ』『ムクシン』『ムアラフ』『タレンタイム』そして『ラブン』という長編六作品を通じてマレーシア映画の魅力を世界に知らしめ、マレーシアの映画界に新しい風を吹き込んだことから「マレーシア映画の母」とも称される。母方の祖母は日本で生まれ育った日本人で、51歳の若さで亡くなった年には次回作として日本を舞台にした『ワスレナグサ』の制作が決まっており、石川県金沢市での撮影に向けてロケハンもすんでいた。
長篇の遺作となった『タレンタイム』はその完成後8年にわたって日本で自主上映が行われ、多くのファンを獲得。2017年から2018年にかけては日本各地で劇場公開が行われ、没後十年の2019年にはヤスミン・アフマド監督作品の特集上映も実現した。